プロジェクト / 事業プロデュース

京都芸術大学 食文化デザインコース

京都芸術大学 / オレンジ・アンド・パートナーズ

#日本文化 #食

食を知ると、世界が広がる

オレンジ・アンド・パートナーズは、
完全オンラインで「食」を学ぶ芸術学士課程
「食文化デザインコース」を企画・監修しました。
食を探究することは、自分と世界をより深く知ること。
食を文化芸術として捉え、幅広く学び、
新たな価値をつくる知恵を身につけることは
あなたと、あなたが大切にする人々の
「生きる」を豊かにする力になります。

プロローグ

食を通じた学びが、
なぜ今、
求められているのか

私たちが数多く手がけてきた食の企画プロジェクトを通じて、食を取り巻く環境や価値観が大きく変化する中、食には人々の心を動かし、新しい価値を生み出す力があることを実感してきました。

今という時代だからこそ、その可能性をより広く、深く探究する場が必要だと考え、私たちは社会課題を解決してきた企画力を活かし、京都芸術大学と共に新しい学びの場を創造することを決意しました。

食を文化芸術として深く理解することで、作り手も食べ手も、より豊かな体験が生まれるのではないか。食は、すべての人の日常に寄り添い、感動を生み、人と人をつなぐ力を持っています。

この食文化デザインコースを通じて、一人ひとりの人生がより豊かになることを願っています。

芸術大学で
「食べる」のすべてを学べば
あながの毎日はもっとステキになる。

食べるとは何でしょうか?
美味しさの根底にあるものは何でしょうか?

人類は食べることで、いのちをつむいできました。わたしたちは食を通して自然とつながり、食料を分けあうことの尊さと、食卓を共にする幸せを噛みしめています。

いま、あらためて「循環」は重要なキーワードです。人が自然を奪うのではなく、食べることを通じて環境や生態系の回復に貢献するような食のあり方が問われています。循環のためにグローバルに進行している食の技術や発明にワクワクします。一方で、日本古来の里山や伝統食、郷土料理には循環の知恵と新しいヒントがあります。

さまざまな視点から「食べるとは何か?」を知り、学び、考えてみるとたくさんの気づきが生まれる。それが感謝の気持ちにつながり、明日への活力や次の世代へのバトンに変わるはずです。

食は日々の営みでありながら、たいせつな文化芸術でもあります。芸術大学で「食べる」のすべてを学べば、あなたの毎日はもっとステキになると信じています。

食文化デザインコース監修
小山薫堂

京都芸術大学 副学長/放送作家、脚本家
オレンジ・アンド・パートナーズ代表

食文化デザインコース
の学び

本コースでは大きく「価値発見力」「創造力」「実践力」の3つの力を育んでいきます。

たとえば、
先人たちによって培われてきた食の知恵や、日々の食に息づく文化的な価値に気づき、活かしていく視点を養うこと、
伝統と革新を組み合わせたり、異なる文化の要素を融合させたりすることで、これまでにない価値を創造すること、
商品開発やイベント企画、地域活性化など、様々な媒体、かたちを通じて社会に還元していけるような知識やスキル、感性を磨くような学びです。

この学びは、料理人や食品開発者だけでなく、地域活性化や、教育に関わる方、何よりも、食を通じて自分や大切な人の暮らしをより豊かにしたいと考えるすべての方に、新しい視座を得ていただけると思います。

一つの料理を考えてみてください。

そこには味わいを感じる五感、その料理が置かれる空間、選ばれた器や道具、そして食を通じて生まれるコミュニケーション。これらすべての要素が、心に残る食体験を生み出しています。

そして、食体験は作り手と食べ手が一体となって作り上げていくものです。
季節の食材を活かした一皿は、料理人の技術と想いだけでなく、それを味わう人の記憶や感性が出会うことで、より深い体験となっていきます。

料理を作る人や料理自体にも感情移入し、それを味わう人の気持ちに寄り添う。
この両方の視点を行き来しながら考え、感じることで、より深い理解と、新しい価値の創造につながっていくのです。

このように体験の構成要素にも注目し、分野横断的に学びます。また、実社会の事例も多く学び、各科目の最終課題では、学びを具体的な形で表現していきます。

深い共感とともに実践を通して学んでいくことが、このコースの大きな特徴となっています。

講師陣は、研究者、ツーリズム、メディア、地方創生、フードテック、アーティストなど、幅広い分野で活躍している食に関するスペシャリストが集結しています。

また、2単位分の講義内容は、スペイン・バスク地方にある世界最高峰のガストロノミー教育機関であり、料理界のパイオニアである「バスク・カリナリー・センター(BCC)」から提供されます。

食を通じて
人の暮らしをより豊かにしたい
と考えるすべての方に

食文化デザインコースでは、さまざまな方の「食の学び」への意欲に応えています。

・料理人、栄養士、生産者、食品メーカー、フードコーディネーターなど、食関連の業界で活躍されている方
・自治体や企業で食文化を活用した地域活性化に取り組む方
・食関連のスタートアップを目指す方
・食育、ガストロノミー、サステナビリティ、コミュニティデザインなど、食を取り巻く様々なテーマに関心がある方
・日々の食生活をより充実させたい方

多様な方が学びやすい完全オンライン学習。時間や場所を選ばずご自身のペースで学べます。

京都芸術大学通信教育部食文化デザインコースは文部科学省に認可された正規の4年制大学なので、本コースを卒業することで芸術学士の学位が授与されます。

授業はすべてオンデマンドなので、日々の生活や仕事などで忙しい方も自分の都合のいい時間で学びを進めることができ、通学不要なので世界中どこからでも受講が可能。時差の問題がないため海外在住の方も多く学ばれています。

- 事業企画・開発 -
監修:小山薫堂
プロデューサー:軽部政治
プロジェクトマネージャー:秋下麻衣、宇城安都美
企画:麻生桜子

- 運営 -
プロジェクトマネージャー:大屋洋子
専任講師:宇城安都美、麻生桜子
業務担当非常勤講師:山本篤志

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実施時期:2024年4月~現在

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