プロジェクト / オレンジの提供価値

Food Business Division

食は人と人とをつなぐ装置。
おいしい体験を通して
メッセージを伝える

弊社の20年を振り返ったとき、そこには
実にさまざまなパートナーの皆さんと紡いできた
「食の企画」が沢山ありました。
そんな「食の企画」で培ってきたノウハウと、
食文化のネットワークを活かすために、
2026年、新しい部門「Food Business Division」
を立ち上げました。

食の部門
Food Business Division

弊社の20年を振り返ったとき、そこには実にさまざまなパートナーの皆さんと紡いできた「食の企画」が沢山あることに気づきました。

「食」は、地域の文化そのものに深く根ざしながら、多様な領域とつながり、誰もが当事者として関われる、とてもひらかれたテーマです。
だからこそ、共感とファンづくりを企画の核としてきた私たちにとって、「食」はこれからも大切に育んでいきたいキーワードなのです。

そんな「食の企画」で培ってきたノウハウと、食文化のネットワークを活かすために、2026年、新しい部門「Food Business Division」を立ち上げました。

所属するのは、京都芸術大学 食文化デザインコースの客員/専任教員を務めるスタッフをはじめ、様々な食のプロフェッショナルと関わり、食にまつわる様々な現場や企画に携わるなど、それぞれに「食」のフィールドで経験を積んできたメンバーです。
もちろん、代表・小山薫堂に負けないくらいの食いしん坊達でもあります!

Food Business Divisionでは、料理⼈、⽣産者、研究者、編集者、地域、技術者など、多様な知⾒を編集し、意味のある企画へと転換していく事を大切に、日々様々なプロジェクトに関わっています。

そんなFood Business Divisionから生まれた、最近の食の企画をご紹介させていただきます。

事例1
山手線30駅のご馳走

弊社には、創業当時から社員全員のバースデーをサプライズでお祝いする文化があります。今年は、代表・小山薫堂のバースデーサプライズの食パートをFood Business Divisionが担当しました。

全体テーマは、小山が最近関心を寄せている「山手線界隈の文化」です。

プレゼントのひとつは、ポップアップショップ「山手線文化雑貨市」のオープン。文化を愛する小山のために、社員たちがバイヤーとなって、山手線沿線ならではの個性をリサーチし、仕入れに奔走しました。

街の人気店から、知る人ぞ知るお店まで足を運び、30店舗の皆さまにご協力いただき、既存商品に加えて限定品・別注品など、全59品をずらりと取り揃えたお店を、期間限定で営業しました。

そして、私たちが担ったもうひとつのプレゼントは、「山手線30駅のご馳走」をテーマにセレクトしたブッフェパーティーです。Food Business Divisionが食のセレクトから演出までを担当しました。

今回は、とくに、食をテーマにする雑誌編集部に長年籍を置いていたスタッフに蓄積された実体験によるお店の知識とセンスが発揮されました。
地域で長く愛されてきたお店、歴史や物語のあるお店、地域性が見えるお店など、それぞれの駅の文化を象徴するお店を選出していったところ、Googleマップ上に立てた候補店のピンは100件を超え、山手線に沿った見事な円環を描きました。

サプライズ本番では、山手線のミニチュアが走るレールの周りに、駅の看板風のPOPと、候補から厳選された30店のお料理がずらりと並ぶ設えにすることで、山手線に乗っている様な気分でワクワクしながら楽しめる演出に。
手元のお品書きには、1駅ごとのお店と料理にまつわるミニ情報や歴史を掲載し、より感情移入しながら味わえるようにしました。

▲山手線各駅から料理を集めている最中のスタッフ達からの写真

当日は、おいしく食べられるタイミングを見計らい、朝から社員がそれぞれ担当の山手線各駅にある店舗へ購入に走り、会場まで届けるという連携プレーを実施。

熱々を食べてもらうために、本番直前に完成するようにディスプレイして、小山の到着を待ち構えました。

ふだんは一度に味わえない名店の味を、一度に楽しめる夢のようなブッフェに、サプライズを受けた小山も興奮を隠せない様子でした。

また、様々な年代の社員全員でテーブルを囲んだことで、「懐かしいな、このお店うまいんだよね」「あの駅に、こんな歴史深い店があったんだ」など、思い出話や新たな発見をしながら、食を起点に会話に花を咲かせつつ食事を堪能することができました。

実は、本企画の企画から実施までは2~3週間程度。短期間で食通も唸らせる30品を掘り起こし、食べる体験まで落とし込む事ができたのは、これまでの仕事上の経験や、食が大好きなメンバー達の日々の積み重ねがあったからこそだと思っています。

事例2
食べるEARTH MART

今年で創業20周年を迎えるたオレンジ・アンド・パートナーズが贈る、おいしい!たのしい!サプライズ!な1日。オレンジが日々仕事をしている地元エリアのランドマーク「麻布台ヒルズ」を舞台にした「麻布台ワクワク文化祭」では、Food Business Divisionが食にまつわるコンテンツエリアを担当。その名も「食べるEARTH MART」を開催しました。

2025年に小山がプロデュースした、大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン「EARTH MART」。
「食を通して、いのちを考える」をテーマに、食といのちの循環、そして未来の食のあり方を問いかけました。

今回は、その展示からインスピレーションを受けて生まれた料理や、万博でEARTH MART・EARTH TABLEに参画したシェフや企業によるキッチンカー・飲食ブースが、一晩限りで集結しました。

おいしく食べることが、食やいのちについて考えるきっかけになる。そして、あらためて「いただきます」の意味を問い直す。そんなEARTH MARTのエッセンスを、料理を通してお届けしました。

例えば、こんな一皿が。

「EARTH MARトンカツ」|とんかつ 乃ぐち

EARTH MARTの「いのちのフロア」では、私たちが日々いただいているお肉も、ひとつの「いのち」として紹介しました。
そのまなざしに共鳴してくれたのが「とんかつ 乃ぐち」です。

素材の背景や生産者への敬意を一皿に込め、肉の個性に合わせて揚げ方や提供順まで緻密に設計する独創的なとんかつ店。
その姿勢が評価され、大阪・関西万博では個人店として唯一「EARTH TABLE~未来食堂~」に出店しました。

今回は、乃ぐちならではのとんかつと、同じく「いのちのフロア」で、地球で一番食べられており、いちばん多くの命を支えている魚として紹介した「イワシ」の物語に着想を得たイワシのカツがごはんの上に乗った特別なお弁当が完成しました。

「2万8000分の1の卵プリン」|トシ・ヨロイヅカ

EARTH MARTでは、「一生分のたまご」と題して、日本人が一生のうちに食べる卵の数、約28,000個が体感できる展示も行いました。

その中の“今日の1個”を、味わいにも見た目にも愛おしく感じられるような食体験に変えるスペシャルスイーツ「2万8000分の1の卵プリン」が完成。

EARTH MARTのメッセージを受け、日本を代表するパティシエ・鎧塚俊彦氏が、洗練された技術と感性で、忘れられない一品に仕立ててくれました。

「EARTHカレー」|小宮山 雄飛

「⾷を通して、いのちを考える」をコンセプトに掲げたEARTH MART。
「⽣きることは、⾷べること」という考えのもと、⾷べ物やいのちへの感謝、「いただきます」の意味を⾒つめ直す場を提案しました。

⾷通でカレーマニアとしても知られる⼩宮⼭雄⾶⽒が、EARTH MARTの全体コンセプトからインスピレーションを受け、昔からの⽇本の⼤切な⾷習慣である「⼀汁三菜」をカレーで表現。

さまざまな⾷材を⼀⽫に詰め込み、⾷の豊かさと⼤切さを味わえる、カレーとして表現。おもわず「いただきます」ときちんと手をあわせたくなる一品となりました。

——このように、EARTH MARTの展示からインスピレーションを受けた料理を提供するキッチンカーやショップを展開。

多くの人たちの知恵と技術と想いとともに作り上げた展示を、情報で振り返るだけでなく、食べる・買うという行為を通して、もう一度メッセージに触れていただく。

EARTH MARTに足を運んでいただいた方だけでなく、はじめて今回触れる方にも伝わるよう、料理という体験に翻訳し、実際に万博でもご尽力をいただいたシェフや企業とのパートナーシップのもと、その体験ができる場をつくる。私たちFood Business Divisionは、企画をする上でこうした「食を通してメッセージを伝える」という事も、大切にしています。

コンセプトづくりから、
「いただきます」まで

今回ご紹介した「山手線の30のご馳走」、そして、「食べるEARTH MART」は、いずれも社内イベント企画なので、通常のお仕事とは少し性質が違いますが、コンセプト立案から、企画を一緒に実現してくれる人や企業と共に、実際に食べていただくその瞬間までをプロデュースするという一連の流れは、まさにFood Business Divisionらしさを感じていただける事例ではないかと思います。

「食」は、人と人とをつなぐ装置。
(これは小山の言葉ですが、)私たちは日々、企画を通してそれを実感しています。

共感してくださった方、食をテーマとした企画にご関心のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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